症状が出たとき、症状を緩和する薬を使う治療を「対症療法」といいます。症状の原因そのものを治療するのを「原因療法」「根本療法」といいます。
たとえば花粉症の場合、症状がツラいときにアレルギー止めの点眼薬・点鼻薬を使うのは「対症療法」、アレルギーそのものが起こらないようにする治療は「根本療法」です。
当院では「スギ花粉症が起こらなくなる・軽減する」という根本療法「舌下免疫療法；シダキュア®内服治療」を積極的に行っています。中学生ぐらいの年齢以上の方で対応しています。
この治療の難点は「スギ花粉の季節には治療を開始できない」ということです（スギ花粉が多く飛んでいる時期は治療を始めるのが危険だからです）。当院では開始をだいたい「5月上旬～11月末」ごろと考えています。
今年度の治療開始は、そろそろ最後のタイミングです（12月に入ると今年度の治療開始ができません）。来年のシーズンの症状を抑えるために、ぜひご検討下さい。
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